>>53 その質問自体が適切でない気がするけど自分の関心にひきつけてカキコ。例えばRBCモデルの基本形への批判としてはザモデルスレでの「対話編」にも書いたので参照するといいかもしれない。そこには主に労働市場とか景気変動をどう考えるかの対立点がはっきり書いてある(ネタ本は吉川洋『現代マクロ経済学』)。あと合理的期待そのものへの批判などもAERにいくつかの論文が80-90年代通じて散見される。RBCモデル側からは、サージェントのThe conquest of American Inflationがいい。そこで60年代あたりのケインジアンの政策議論が完膚なきまでにw叩かれている(そのほかにもいろいろ書いてあるがまだ読みきっていない)。 前も書いたが二分法的に考えるとわからなくなる。キーポイントは何が問題でどのような処方箋が的確か、自分でよく考えることだろう。その中で、例えば僕だったらクルーグマンの『恐慌の罠』でのIS-LM議論(+リテラシーな議論)で十分という考えかたがでてきてもなんらおかしくない(もう少し基礎付けにうるさければヒクソン流のフィナンシャル・アクセレータ仮説で考えてもいい)。その一方で、Kiyotaki-Mooreモデルで本当に(ここが疑問)日銀RCC出資型政策パッケージが基礎づけられるのだとしたら、まずはそのような政策がいまのコンテキストでは適切ではないので棄却してもまたなんの不思議でもない。動学マクロをとるかIS-LMをとるかなどは本質的な問題ではない。まあ、RBC+非?自発的失業モドキのモデルは一貫して日本の現下の不況分析には適切ではないと言い切れるけどね。