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日本の財政赤字
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01:
すりらんか
2000/09/10(Sun) 23:24
経ロビの意見から僕がレスをつけられそうなはなし
をとりあえずあげてみました.税・財政と公共経済
学だと話が広すぎるので,財政赤字限定ちうことで.
・日本の財政赤字のココがやばい(やばくない)
・財政赤字の経済的影響
・財政赤字維持の条件
など,幅広い意見をお寄せ下さいませ.
12:
ドラエモン
2000/09/29(Fri) 19:17
以下は、チョット数学的なのですが、分かると便利。
この問題は、まずは「破局」をどう定義するかから始めるわけですが、普通
は名目GNPに対する国債の残高の比率が爆発的に増える状態と言って良い
でしょう。家計で言えば、年収に当たるのがGNPで、ローンの残高が国債
の残高となり、いくら稼いでもどんどんローン年収比で増えて行く状態を、
破綻とするわけです。
国債の残高をD、国債利払いを除く政府支出をE、税収をT、国債の金利をi
とおくと、
(1) △D=E+i・D−T
となります。国債残高のGNP(Yとする)に対する比率が時間の経過と
ともにどう変化してゆくかは、
△(D/Y)=△D/Y−D/Y・△Y/Y
となりますが、(1)を代入し、△Y/Yを成長率gとすると、
△(D/Y)=(E−T)/Y−(g−i)(D/Y)
となります。今、(E−T)/Yを一定とすると、D/Yの動きはg−i
の符号で決まります。もしg−iがプラスなら、D/Yは爆発しないこと
になるわけです。つまり「名目成長率gが金利iより高ければ良い」という
ことです。
日本経済の長期的な成長率を2%、インフレ率を3%とすれば、金利が5%
以下なら爆発は避けられます。これを「ドーマーの定理」と呼び、財政赤字
分析の出発点になります。
13:
ドラエモン
2000/09/29(Fri) 19:41
>先公さん@11
そうなんじゃないですか・・・。気持ちは分かるんです。こんな無倫理・
無思想・無節操の三無主義国家が続くのは許せんなんて思う人の居るの。
でもね、それでも生き残っちゃったりするのが恐ろしいとこなんですが。
某国の民衆みたいに破局=浄化の時なんて期待して待っててもいつまで
たっても何も変わらないんですけどね。
14:
先公
2000/09/29(Fri) 21:52
>13
全く同感です。
都内の某マイナーカルトが「9月30日、大地震襲来」と流言を流してる・
なんて最近仕入れた馬鹿話を今日、恩師としておりました。
先公「他力本願で救済=チャラになるのを待ってるんでしょうかね」
恩師「そんな徳政令はこないんだけどね」
15:
ぼけ老人
2000/09/30(Sat) 02:10
みなさん無沙汰しとります。
ドラ氏の財政赤字に関する発言に同意します。
財政赤字の問題というのは、結局は日本の潜在成長率の問題そのものである、
ということが巷間では全く理解されとりません。
2chの政治金融板なぞ酷いものですよ。
大蔵省の煽りのせいかも知れませんが、えらく誤解されとりますなあ。
16:
名無しさん@ただいま
2000/09/30(Sat) 03:28
09氏の書き込みを見ても、日本の成長力の問題であるところの財政赤字問題が、
消費税を引き上げ(所得税の累進度を引き下げ)るという政治的意図のために
利用されてしまい、さらに状況を悪化させてしまったというところでしょうか。
17:
ドラエモン
2000/09/30(Sat) 14:25
だけど、破局論者の面白いところは、もう破局は避けられないと言ってる癖に、
まだ日本に住んでるとこです。第一次大戦後のドイツみたいになるのが決まって
るなら、円が過大評価されてるいまのうちに全財産抱えてどっかの国に引っ越し
ますよね、普通なら。
18:
名無しさん@お腹いっぱい
2000/09/30(Sat) 19:09
12でドラエモンさんが説明してくださった
>家計で言えば、年収に当たるのがGNPで、ローンの残高が国債の残高となり
というのがよくわかりません。
政府という家計にとっての年収は税収なのであって、GNPは政府以外の人の稼ぎも入ってるんじゃないでしょうか。
税収(収入)が足りなくてひいひいしてる一方で、借金(国債残高)はどんどんふえてるから問題になっているとおもうのですが。
ドーマーの定理というのは財政学を勉強しないと出てこないのですか。
>国債残高のGNP(Yとする)に対する比率が時間の経過と
>ともにどう変化してゆくかは、
>△(D/Y)=△D/Y−D/Y・△Y/Y
>になりますが、
というところはなぜそうなるかよくわからないので、なにかよい教科書があればおしえてください。
そのあとの展開はわかったとおもいます。日本経済が適度に成長すればあまり問題はないのですね。
どうも質問ばかりしていて恐縮なのですが、よろしくお願いします。
19:
ドラエモン
2000/09/30(Sat) 19:42
>18さん
>政府という家計にとっての年収は税収なのであって、GNPは政府以外の人の稼ぎも入ってるんじゃないでしょうか。
この質問、いつも受けます。問題は、日本政府というのが何者か?ということ。日本国民と関係なく、一個の独立した
経済主体で、それ自身の利益を追求している(例えば、植民地政府)みたいなものなら、仰るとおり、収入は税収だけ
であって、国民所得とかGNPではないということになります。ですから、あなたが「あんなんわしゃしらん」という
なら、植民地政府と考えてもイイでしょう。でも、一応は言論の自由があり、代議制民主主義国家ですから、国家の債
務は国民の債務であって、比べるべきはGNPと考えるのが普通でしょうな。
また、そんな政治経済学は別にしても、例えば利払い費の国民負担とかいうときは、国債残高のGNP比に金利をかけ
ればいいわけですから、依然としてD/Yは重要な比率。
で、ご質問の式は、単なる分数の微分の式です。
20:
P2K
2000/09/30(Sat) 20:50
>18さんにおせっかいスレ
DとYの時間変化の話をしているのでDとYは時間の関数(D(t)とかY(t))。
ただし、DとYは独立であることが仮定されているとおもいます。(じゃないと単純に微分の商の公式は使えない)
(D/Y)の単位時間あたりの増分=Δ(D(t)/Y(t))/Δtを計算すると
>△(D/Y)/Δt
=△D/Y−D/Y・△Y/Y=(E−T)/Y−(g−i)(D/Y)
が出てきます。ドラさんの式は、単位時間変化なのでΔt=1とおいて書いてあるのだとおもいます。
12のその後の議論はそのままあてはまりますよね。
(E−T)/Y−(g−i)(D/Y)が0または負であればGDP(収入)に対する政府負債(借金)比率(絶対金額ではない)は一定か減少していきます。
上の式≦0とおいてgについて解いてみると、ちょっと変形すると
△D/D(=(E−T)/D+i)≦g(=△Y/Y)というふうにも書けます。
つまり、負債の伸び率よりも成長率が高いか等しければ別に問題ないじゃんというはなしになります。
ところがときどき、gが伸びなくなっちゃう(=不況)ので、短期的にEを増やして景気刺激をやります。
ドラさんが書かれてましたが、Eを増やした結果gが上昇し、Eの増加なしでも、もどったgの水準を維持(=民需)することが
できないと、この式からするといつかは困ったことになりますね。
ぼけ老人さん(お帰りなさい!)がひと言で仰言られているように
「結局は日本の潜在成長率の問題そのものである」ということになるのです。
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