暇だ。。7月の末の日、俺は何も計画がなかった。こういう時は東京ドームもしくは千葉マリンあるいは西武ドームにダイエー戦の観戦に行きたいところだが、この日は木曜日。パリーグはお休みの日なのである。
かといって、東京ドームに巨人戦に行くのもアンチ巨人の俺としては気が乗らない。何か試合はないだろうか。ネットで調べてみると、2軍戦が開催されることを知った。2軍の試合はダイエーのしか見たことがなかったので、いい機会だと思い、行ってきましたロッテ浦和球場。行き方。ちなみに入場無料。ちなみにロッテの工場の隣にある。ちなみにこの工場内の敷地に不思議なものを見つけたので最後に紹介する。埼京線で武蔵浦和駅まで行き、そこから徒歩10分くらい。急げば6分くらいで着くが、疲れる。
この日の試合は千葉ロッテマリーンズvs読売ジャイアンツ。客はすでにいっぱいで、若い女性や家族連れやちびっこもいたが、基本的な形成はオッサンもしくはオジイサンであった。俺くらいの年齢の人は見当たらない。ものすごい年下orものすごい年上。
1軍のような応援団もおらず、静か。まあ2軍は大体どこもそうだが。時々出る好プレーや三振を取ったときなどは拍手が起こっていた。俺が到着したときにすでに巨人に2点入っていた。どうやらホームランが出たらしい。俺が来てから打てよ(´д`;)
いざ試合を観に来たものの、2軍の選手はほとんど知らない。1軍から落ちてきた選手なら聞いたことがある程度になら分かるが、2軍をメインフィールドとする選手は名前すら分からん。こういう時に役立つのが選手名鑑。なのだが、俺は馬鹿だから持ってくるのを忘れた。隣の席の人に見せてもらう。ありがとう隣の人。巨人のレイサムがいた。彼は1軍の試合で外野を守っていて、まだ2アウトなのにボールをスタンドにプレゼントしてしまい、高橋尚の完封を奪った男として有名である。それ以来かどうかは知らないが、彼は2軍にいる。罪を償う意味でもあるのだろう。
もっと驚いたのが、サブローがいたこと。なんで2軍にいるの?みたいな。去年は初めて規定打席に達し、オールスターにも選ばれた選手なのに。しかも監督推薦で。。どっか故障したのかな。調整のために落ちてきたのかも。いずれにしろ、サブローは他の2軍選手よりもひとつふたつ抜き出ていた。それ以外は、知らない選手が多い。
だが、一人だけ知ってる選手がいる。それは巨人の吉永幸一郎である。ダイエーから巨人に移籍し、捕手として活躍しようとしたが、同時に入団した阿部とかいうヤツが予想以上に出来がよく、吉永が捕手として試合に出ることは少なくなった。そのかわり、代打の切り札になった。昨年は代打決勝ホームランとかも放ち、原監督を喜ばせていた。
しかし、今季は5月末あたりに登録を抹消され、2軍生活が続いている。最近では2軍の試合ですら打席に立たないことが多いらしく、たぶん今年クビだと思う。俺としては、ダイエーの初優勝のときに大きく貢献した選手として記憶に残っている。ダイエーのユニフォームを着た吉永は福岡ドームで何度も見たが、巨人のユニフォームはまだ見たことがない。この日はスタメンではなかった。しかしきっと終盤に代打で出るはずだ。そう祈る。

球場の外は室内練習場があった。どうやら1軍に向けて奮起中の黒木知が日々ここで練習してるらしい。この日も黒木がいたとかいないとかでファンが入り口に殺到しかけていた。また、球場の入り口側の隣にはブルペンがあり、投手が同時に3人まで練習できる。この日はロッテのもう一人の黒木、黒木詢士(じゅんじ)が投げていて、試合の後半に中継ぎで登板した。
そ、そして、ついに、あの男が!!
「バッター、○○に代わりまして、吉永」
出たー!代打の神様!(そうなのか?)吉永幸一郎の登場である。最近は2軍の試合にもめったに出ないから、今日はホントに運がいい!そう思った。素振りをするその大柄な体はダイエー時代の面影がまだ残っている。「巨人の吉永」の打席を生で見れるのだ。これだけで今日ここに来てよかったと思う。デジカメを片手に、打席に立つのをじっと待つ。
と、ここでロッテがピッチャーを変えた。投球練習をはじめる。打席に立てずに準備する吉永。素振りの写真を撮ろうとしたが、たまたま死角の場所にいて撮れなかった。吉永のアナウンスを聞いて、打席が一番よく見える場所に移動していたのだ。ここは監督やコーチの審判とのやりとりもよく聞こえたりする。
しかし、ここで思いもしないことを巨人の首脳陣の口から聞いてしまった。
「代打、△△。」
なんと巨人は、ロッテが投手を変えたことで、代打の代打を出したのだ。つまり、吉永は素振りをしただけで、打席に立つことなくベンチに引き下がることになる。これはいくらなんでも可哀想だ。。ベンチは遠かったからその後の表情はうかがえなかったが、どんな気持ちだったのだろう。
試合は4-3で巨人が勝った。まあ、2軍は結果よりも選手一人一人の活躍ぶりを重点的に置くものだから、勝ち負けはあまり関係ないんだけど、詳細はこちら。
試合終了後はちびっこ達がサイン色紙を持って選手の出待ちをする。特にこの日は巨人が相手だったため、ホントに大勢の人が集まっていた。俺も一緒に待ってみる。吉永の素振りが撮れなかったから、せめて顔を撮りたかった。吉永撮影大作戦である。15分ほど待つと、まずスタッフが出てきた。そのあと選手が出てきた。なんと先頭は吉永。シャッターを切る俺。サインください、と駆け寄ってくる子供たち。しかし吉永は「今、両手がいっぱいだから」と一切サインをしなかった。
その後、行方を追ってみたのだが、荷物を預けて手ぶらになった状態でサインをねだる人がいたが、これも拒否。足早に自分の車に乗り、アクセルを拭かして颯爽と球場を後にした。その姿からは、なんとなくだけど苛立ちが感じられた。久々の打席も、代打の代打を告げられて。。プロ野球選手なのに、野球をさせてもらえない、そういうストレスが溜まっているのではないだろうか。
年齢も34歳だ。おそらく今年限りで巨人をクビになるだろう。その後どういう道に進むか分からないが、個人的には、野球を続けてほしい。かの門田博光も40代まで現役を続けたし、最近だと秋山幸二がそれに近い。秋山の同年代の西武の伊東はいまだに現役である。
野球を終わるには、まだやり残したことが多いのではないか。
■たくさん撮ってきたので、写真ギャラリー。
西武からロッテに移籍してきた垣内。最初はそれなりに活躍したが、今は2軍。この日は2打数ノーヒット。がんばれ。写真はベンチ横で暇そうにしている垣内。バット持ってる人です。
客席の写真。チラッと移ってる黒い服を着た子供。写真じゃ見づらいけど、背番号7で「IGUCHI」って書いてある。こんなところでなぜにダイエー…?
見えづらいけど、トンボで土ならししてます。スタッフの人がやるのが普通なんだけど、なぜかロッテの選手も手伝ってる(笑
伊与田とかがやってた。主にベンチ入りの選手がトンボならしを行ってた模様。
球場となりの工場。工場の敷地内になぜかロッテリア。社員用でしょうか?(´д`;)