2軍戦 ダイエー vs サーパス神戸 観戦レポヽ(´∀`)ノ

2003.8.24

□written by ふくやん
いちごびびえす管理人だが、いまだにその自覚がない。
無類の野球好き。特にダイエーホークス好き。
リーグ優勝の暁には博多の那珂川に飛び込む気だ。

真っ盛り。雲ひとつないこの日。冷夏だとか梅雨明けしない夏だとか言われているが、この日だけは世間一般的な夏を象徴するような日であった。この日は福岡市東区奈多にある雁ノ巣球場に訪れた。本日、ここでダイエーホークス対サーパス神戸の試合があるのだ。サーパス神戸という球団名には聞き慣れない人がいるかもしれない。念のため言っておくと、オリックスブルーウェーブの2軍の球団名である。このように1軍と2軍の球団名が異なるのは、現在では他に横浜ベイスターズがある。横浜の2軍は湘南シーレックスという名前で活動している。ちなみに神奈川県の地元テレビ局は金曜日のゴールデンタイムにしばしば、湘南シーレックスの試合を放送している。ゴールデンに2軍戦とは、なかなか凄いことをするなあ、と思う。こういう知識ばかり語っていてはちっとも観戦レポートの本題へ進めない。先を急ぐ。

ノ巣球場は、両翼98m、中堅122mの球場で、有名どころでいうと、千葉マリンスタジアムと同じくらいの両翼と中堅である。観客席も内野部分だけ設けてあり、この日はほぼ満員であった。それにしても屋根がない上にものすごい快晴だったため、非常に暑い。日傘もしくは大き目のタオルが必需品である。冷たい飲み物を魔法瓶に詰めて持っていくとなおよい。2軍戦観戦の基本である。今回は前列部分の席に座る。ここからホームベースが近く、S席もしくはSS席並みの位置の良さである。

と球場全体を見ると、カメラや機材を抱えた人があちこちにいる。運動会で使うような白いテントを設営し、カメラやモニターが並ぶ。福岡の地元テレビ局がこの日の試合を深夜に放送するのだ。ふと気が付くと、テントの中に見覚えのある顔があった。よく見るとそれは野球解説者の池田親興(ちかふさ)氏であった。池田氏は「すぽると!」の野球コーナーにも出てるので知っている人も多いかと思う。阪神→ダイエー→ヤクルトと3球団を渡り歩いた投手であり、筆者は直接的な活躍は目にしていないのだが、85年の日本シリーズで勝利投手に輝いたらしい。その池田親興が、5メートル先にいるのだ。まさかここで会えるとは思っていなかった。池田氏もこの日の天気のせいか、しきりにペットボトルのスポーツドリンクを飲んでいた。(池田氏の画像はクリックで拡大できます)

合開始。ホークスの先発は倉野。対するサーパスは相木。どちらもともに1軍経験のある投手だ。スタメンボードを見てみると、1軍で見覚えのある選手の名前が多数あった。特にサーパスは1軍のオリックスの慢性的な不調のため、1軍と2軍の選手の交代が著しい。この日もシェルドン、牧田、玉木、五島などテレビで見覚え聞き覚えのある選手が多数出場していた。ダイエーは1軍2軍がはっきり分かれていて、特に今年はダイエーが好調で「不動のスタメン」などと言われていて、2軍の選手はなかなか1軍に付け入る機会がない。そのため、2軍の選手は2軍のままということになり、1軍2軍とも「不動のスタメン」状態なのである。去年もここに来て試合を見たのだが、そのときのスタメンと大差ない印象を受ける。確か1年前もサードは吉本で、セカンドは中村だった。

チームとも1軍の試合に出慣れた投手が投げているため打者はなかなか打つことが出来ず、試合は投手戦になった。その成績を首脳陣が考慮し、この試合の後日、倉野は1軍に上がっていった。1軍で先発したのだが、その結果は後半に記す。さて、5回まで両者無得点で迎えた6回、先制したのはサーパスだった。しかしここは倉野が1失点に抑える。
7回裏、北野が四球で出塁し、同点のチャンス。本来なら中村の番だが、ここで代打を出した。坊西である。坊西といえば今年で35歳になるベテラン捕手である。2000年、城島の戦線離脱のとき、坊西は正捕手としてピッチャーの球を受け、見事チームをリーグ優勝へと導いたのである。その坊西が、今は雁ノ巣球場の2軍戦で代打要員なのだ。もう一度、あの福岡ドームの大歓声の中で野球をやりたいであろう。きっと本人もそう思っているに違いない。相木が投げる。ベテランの意地!球は三遊間を超える長打コース。1塁ランナー北野は3塁を蹴りホームへ!球は戻ってこない。ホームイン!その間に坊西は2塁へ。1打数1安打1打点!ベテランの、代打としての仕事をやってのけた。素晴らしいものを見せてもらった。坊西よ、もう一度福岡ドームのマウンドに立て!

て、炎天下の試合も2時間近く経過した。屋根のない観客席に座りっぱなしで相当バテてしまった。最後まで見たかったが、ここで席を離れた。1-1となり、倉野も頑張っているので、引き分けるだろうと思って安心している面もあった。よってレポートとしてはここまでなのだが、翌日、この試合の結果を見て驚いた。結果はこちら。見て分かるように、8回9回でサーパスが7点を入れていたのである。球場をあとにした直後の8回、倉野が相手打線に捕まったのである。4失点となり倉野はここで降板。その後投手は田中総司に代わって8回の残りのアウトを取った。しかし9回に出てきた神内が3失点。結局1-8の大敗を喫したのである。

後に投げた神内について言わせてもらうと、正直、僕は彼の良さが分からない。01年にドラフト4位で入団。長嶋茂雄から「彼はいいね」との評価を受ける。しかし、出る試合出る試合、四死球が多い。昨年の福岡ドームでの2軍戦を見たのだが、非常に四球が多かった。たしか押し出しで数失点した記憶がある。監督や首脳陣から評判が良くても、試合では球がうまく入らない。これはつまり選手としての肝がまだ出来ていないということだろう。まだ20歳になったばかりだ。(筆者と同級生…)そう考えると、寺原や松坂は本当に凄い。高校卒業して入団1年目から活躍する。神内はそういうタイプの選手ではない。まず精神面を鍛えなくては、48000人のスタジアムでは投げられない。

い選手は、2軍のマウンドで野球の技術だけでなく、精神面の修行も行わねばならない、そう認識した試合であった。

最後に、倉野の1軍での登板について。この試合の行われた12日後、倉野は福岡ドームの先発マウンドにいた。あろうことか相手はオリックス。結果は5回2失点で勝ち負けはつかず。まずまずの投球だった。次こそ勝ち投手になれるか。注目されるところだ。


※今回のレポートの試合は8月9日に行われたもの


いちごびびえす